女性ホルモンは40代後半から激減!更年期突入?!女性ホルモンは増やせる?原因と対策方法とは?

公開日: : 最終更新日:2018/08/25 健康, 美容, 食べ物

女性のからだは、一生「女性ホルモン」の影響を受けながら生きています。
メリハリのあるボディライン、艶やかな肌、セクシーな魅力、恋や愛する人を幸せにするパワーの源、すべて女性ホルモンのおかげです。

でもこの女性ホルモンが一生に分泌される量はティースプーンたったの約一杯分程度なんだとか。
思春期から分泌が増え20代でピークに。
30代後半から徐々に減り始め、40代後半から急激に減少しはじめます。

この女性ホルモンの減少こそが、更年期不調の原因です。

この不調は、数年経ってくると、女性ホルモンの少ない状態にも体が慣れてきて段々と落ち着いていきます。

誰もが通る道です。
この更年期のつらい症状を乗り切るために、そして、女性としていつまでも若々しく輝く人生を楽しむために
以下では、その原因と対策方法をご紹介します。

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▼-目次-▼

1.女性ホルモンとは?更年期の不調はなぜ起こる?

2.更年期を乗り切るための様々な対策
2-1.冷えを改善してホルモンを整える
2-2.睡眠の質を改善して女性ホルモンを整える
2-3.ストレスと向き合いホルモンバランスを崩す前に対策を
2-4.バランスのとれた食生活で、女性ホルモンの分泌を増やす

3.まとめ-感想
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1.女性ホルモンとは?更年期の不調はなぜ起こる?

脳からの指令で卵巣から分泌される「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類のホルモンを女性ホルモンといいます。
エストロゲンは別名「美のホルモン」といわれていて、肌や髪の新陳代謝を促しハリツヤをキープしたり、バストを豊かにしてくびれをつくるなど、女性らしい体にしてくれる作用があります。
一方「プロゲステロン」は「母のホルモン」と呼ばれています。
子宮内膜を厚くふかふかにしたり、体温を上げるなどの妊娠を維持する働きがあります。

この2つのホルモンはバランスよく適度な関係を持つのが理想です。
美しくなりたいから「エストロゲン」だけでいい、というわけではないのが難しいところで、実はエストロゲンは、乳がんや子宮体がんのリスクを高めてしまうマイナスの要素もあるのです。
なので、プロゲステロンも一緒にバランスよく保つことが大事になってきます。

毎日の生活の中ではたくさんのホルモンが活動しています。
これらの多くをコントロールしているのが、脳の視床下部と下垂体と呼ばれる場所です。
この2つから卵巣に「女性ホルモンを分泌して」と指令が行くと、卵巣からホルモンが出る仕組みになっています。
このホルモンバランスの仕組みは、約一ヶ月かけて変動していきます。
生理後から排卵にかけて分泌量が増加するのがエストロゲン。
排卵後から生理前にかけて多く分泌されるのがプロゲステロンです。

40代後半になり卵巣が老化すると、
脳の視床下部からの指令がでても女性ホルモンは分泌されず、視床下部はパニックを起こしホルモンバランスが乱れます。
ホルモンバランスの乱れは、自律神経の乱れを引き起こす原因になります。

→ 女性ホルモンと自律神経の関係

2.更年期を乗り切るための様々な対策

2-1.冷えを改善してホルモンを整える

若い頃から冷えに悩まされている女性はたくさんいますが、更年期になるとさらに悪化するという方は多いようです。
「冷えは万病の元」の言葉があるように、冷えは女性ホルモンにも影響を与えます。
体温が1度下がると免疫力は30%、代謝は12~20%低下すると言われています。

運動で筋肉を鍛え代謝をアップしましょう。
筋肉は熱を生産して体を温めます。
でも使わなければどんどん衰える一方。
筋肉量の低下は、熱を生み出さないからだとなっていき、冷えはどんどん悪化していきます。
そして、夕方になると足がむくみ足がパンパンという方いませんか?
これは、運動不足による血行不良が原因です。

なかなか毎日しっかりとした運動を取り入れるのは難しいと思いますが、
「階段を使う」「少しの距離なら歩いていく」など、意識して少しづつ毎日の生活に取り入れていくことが大切です。

→ 女性の大敵冷えを改善!対策まとめ

2-2.睡眠の質を改善して女性ホルモンを整える

睡眠不足、質の悪い睡眠のせいで自律神経が乱れ、女性ホルモンにも悪い影響を与えます。
睡眠をおろそかにしていいことなんて何ひとつありません。
睡眠不足が続くことで、エストロゲンの分泌が低下し、肌のハリやツヤに大きく影響します。

交感神経と副交感神経のスイッチをスムーズに行うために、規則正しい生活リズムを整え、同じ時間に寝起きする事が熟睡するためには必要です。

また、入浴はきちんと湯船につかってしっかり体を温めることは、安眠を誘導するのに効果的です。

寝る前に簡単なストレッチを取り入れるのも、快眠に効果があります。
ただ、激しすぎる運動は逆効果になるので注意が必要です。

2-3.ストレスと向き合いホルモンバランスを崩す前に対策を

現代社会において、ストレスのない人なんていないですよね。
でもこのストレスも、女性ホルモンには悪い影響を与えてしまいます。
女性ホルモンの分泌をコントロールしている脳の視床下部は、ストレスに弱く多大な影響を受けてしまうので、過度のストレスにさらされることで分泌量低下を招いていきます。
真面目で頑張り屋の人、責任感が強い人、完璧主義者の人ほど、ストレスに侵されやすいと言えますが、ホルモンバランスを乱してしまう前に、ストレスと上手に向き合う策を考えていきましょう。

2-4.バランスのとれた食生活で、女性ホルモンの分泌を増やす

食は健康な体の基本です。
女性ホルモンをきちんと分泌させるためには、きちんとバランスのとれた食生活を送ることは必須条件です。
すでに食生活の乱れや体調不良を感じている人は、今すぐ実践あるのみです。

<女性ホルモンを活性化する食材とは?>

・魚
タンパク質は、体を作る大切な栄養素です。
そしてマグロやカツオには、多くのビタミンB6が含まれています。
このビタミンB6は、エストロゲンに働きかけ、女性ホルモンのバランスを整える働きがあります。
また、青魚にはビタミンA、B1、B2、Dなどのビタミンが多く含まれています。
その他にもミネラル、アミノ酸、タウリン、カルシウム、鉄分などが豊富に含まれています。
健康や美容の強い味方のタンパク質は、毎日の食卓に上手に取り入れることが必要です。

・ナッツ類
ビタミンEや食物繊維がたっぷり、さらに血液をサラサラにするオレイン酸も豊富、驚く程栄養価の高い食材で今大注目を浴びています。
普段の食事や甘いものの代わりにぜひ積極的に摂りたい食材です。

・豆腐
「畑の肉」と呼ばれる大豆が主原料で、良質なタンパク源であり、鉄分やマグネシウム、ビタミンB1といった女性には嬉しい栄養素がたっぷり。
女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンを摂取出来ることも有名です。
栄養価抜群でお財布にも優しい豆腐は、日々の食卓にはぜひ取り入れたい食材です。

・発酵食品
近年、よく話題にも上がる発酵食品。
発酵食品には、女性のからだに良いとされる栄養素がたっぷり含まれて、女性ホルモンの分泌をサポートしてくれるものもあると言われています。

・バナナ
バナナには、セロトニン(精神を安定させる脳内神経伝達物質)の合成にかかわるビタミンB6、むくみを予防するカリウム、便秘を改善するマグネシウムといった栄養素が豊富に含まれています。
月経前症候群(PMS)症状の改善に効果があると言われています。

・よい油(不飽和脂肪酸オメガ3)
女性ホルモンの原料は、脂質であるコレストロールすなわち油です。
女性はカロリーを気にするあまり、炭水化物、肉や油をできるだけ控えるといった努力をするのですが、肉や油を極端に控えると、原料不足でホルモンを作ることができなくなってしまいます。
「油」と聞くと健康に良くないのでは。。と言うイメージを持ってしまいがちですが、適度によい油を摂取することは、女性ホルモンの質を高め、健康や美しさには必要だと言われています。
その中でも、不飽和脂肪酸オメガ3を一日にティースプーン1~2杯位を目安に摂取することが効果的です。

→「不飽和脂肪酸」の種類と効果とは?

 

3.まとめ-感想

まずは女性ホルモンの役割を理解すること。
そして、女性ホルモンが40代後半から急激に減少するということは、すべての女性がたどる道です。
そのことをきちんと受け止め、体調不良の原因を知り対策をしていくことが重要なのかなと思います。

私自身、思い返すと体調不良の始まりはすでに30代後半に現れていました。
まずはホットフラッシュ、汗が大量に頭から吹き出るようになってなかなか止まらない。
急に動悸が激しく尋常じゃない胸のバクバク。
肩こり頭痛で、2年前の夏は毎日頭痛薬を手放せませんでした。

30代後半で症状がで始めた頃は、サプリや漢方にも頼りました。
サプリについては、即効性がなく効いていたのかはわからないけれど、漢方はすぐに効果があり、その時のツライ状況を乗り切ることができました。

今現在も更年期のつらい症状に悩まされていますが、原因を知り日々の生活習慣を見直すことで、症状が緩和されたり急激な体調不良悪化を防げていると感じます。
数年経ち、女性ホルモンの少ない状態にも体が慣れてきて段々と落ち着いてきているのかなと思います。

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Comment

  1. みな より:

    私も更年期に突入したようで、毎日不調に悩まされています。
    でも、諦めずに生活習慣を見直してみようと思いました!

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